新型コロナは一向にその力を緩めず、
これでもかこれでもかと、全人類を叩きのめす勢いで迫ってきていますね。
見えない敵が、どれだけの数で襲ってくるのか、
まったく予想も付かない所が、さらに不安を増し、
恐怖を増大させているように思います。
その不安を吹き飛ばすような、今回の(も)ライブレッスン、
「ろこチャンネル」の始まりです。
今回で3回目。
「は~い、みなさん今晩は♪」
「徹子の部屋」のメロデイに乗せて、ろっこ先生の登場です。
まずは準備体操から。
そして開口発声も怠らず。
スマホの前で、団員のみんなも一緒に「あいうえお・・・」
とやっていることでしょう。
一人一人の表情が見えるようです。。
9年前の東日本大震災の折、
仕事先の海辺の街で被災し、一時安否が不明になった団員がいます。
多くの人々が歌うのを諦めていたこの時期に、
その彼が、「歌うことは生きる証。歌うのを諦めないで」
と、感動的なメッセージを送ってくれたことがありました。
(もちろん今は元気に、たくさんの合唱団を掛け持ちして歌っていますよ)
今、まさに日本中があの頃を彷彿とさせる状況にあります。
「換気の悪い密閉状態で」「たくさんの人が」「長時間の会話、発声すること」
を自粛するように、
と連日呼びかけられています。
まさに合唱団を名指しされているようで、身が縮む思いで画面を見ています。
世界の全ての人々が被災者で、歌うことを諦めている状態で。
元始、歌とは祈りの形では無かったでしょうか。
声を発することで、目には見えない、何か畏怖するものに対し、
祈ったのではないでしょうか。
歌うことで、他者や内なる自己を慰め、不安や恐怖に立ち向かおうとしたのではないでしょうか。
だとすれば、
今こそまさに歌う時。
歌うことこそ、我々が今を生きている証であり、
未来への祈りでもあるのではないでしょうか。
早い練習再開が望まれます。
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