歌うっていうこと

なにぶん、私はしつこい。

しつこい上に、納得できないことがあると、とことん追求したくなる。

そして容赦ない反撃に出る。

またこのブログは、あくまで団長の独断と偏見に満ちたものであり、

若草団員総意のものでないことは、あらかじめお断りしておくのですが。。


ずっと以前、

イギリスの古い歌を歌ったことがあります。

中世あたりの古語まじりの英語の歌で。

タイトルは忘れてしまったけれども、1番はまあまあだったのだが、

2番3番となると歌詞の内容は結構えげつない。

戦い相手の死体をもてあそぶような内容だった気がする。


このころの詩って、えてしてそういうものが多いのだけれども。

戯れ歌っていう分野になるだろうか・・



どんな内容なのかもわからずに、ただ歌わされているのは、

なんとも滑稽で哀しい。失礼ながら、まるで猿回しの猿ようだ。

ろっこ先生に、このような歌は歌いたくない、と猛烈に抗議したことがある。


ろっこ先生は、別の、古い歌に造詣の深い先生に相談したようだ。

で、その先生の答えはこうだった。

「この時代の歌は、単なる言葉遊びなのだから、深く気にする必要はない」

一気にその先生への尊敬の念が失せてしまった記憶がある。

以来、その先生のコンサートは行ったことがない。


結局この曲は、「長いから」という理由で

1番のみ歌うことになったのだけれど。


歌うって、思いを伝えること。

伝える相手は、誰でもいいし、もしかしたら自分自身に向けてメッセージを送っているのかもしれない。

だからこそ、言葉を大切にしたい。意味を大切にしたい。


原詞が海外のもので、まったく世界観が異なった日本語に変化していたとしても、

それなら元の詞を知りたい。その背景も知りたい。


私の思いを団員に押し付けようとは思わないけれども、

多くの団員が、そんな深読みの必要はないと思うなら、

そして誰より、ろっこ先生もそう考えるなら、

私は若草を去ろう・・・

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