今年度最初の行事、宮城県合唱祭が終わりました。
多くの団員が、他の団の参加者たちも、3年ぶりにマスクを外しての演奏です。
どのチームも笑顔が弾けています。
とりわけ学生さんたちは、長い間部活も禁止され、行事も無くなり、
貴重な若い時代を制限の中で過ごしてきたわけで。。
それを思うと、この短い期間でよく仕上げてきたな、と胸が熱くなるほど
完成度の高い演奏を聴かせてくれました。
何より、声が伸びやかで、どんなに動いても息切れしない!
この動き、若草はぜったい無理!
とは言え、ちょっとした小芝居を入れ、ちょっとしたステップが入る、
中高年合唱団にとっては精一杯の演出がありましたが・・・。
(「ちょっとした」程度なのに、手と足が一緒になってしまうし、右足から出るところ、左足が出ちゃった(;'∀')💦)
若者たちと同じような艶やかな声は出せませんし、複雑な振りつけを軽やかに、しかも息切れせずに
踊るのはもうできません。
でも、諦めずに高みを目指そうという気概は若者に負けませんし、
なんといっても色んな人生経験を経てきた「重み」「味わい」は、若い人たちには出せない強味でもあります。
ライトを浴び、お客様の前で直に歌う・・・
気持ちが良くって「やっぱり合唱団って、ステージで歌ってナンボだな」と、
嬉しくて嬉しくて、ついついず~っと笑っていました。
多分皆同じだったのかと思います。
他の団の方々に書いて頂いた講評に、
「自分の歌う部分じゃないところも、笑顔にあふれていて楽しそうでした」とのコメントが多く寄せられています。
みんなきっと笑っていたんだろうな。。
ブロックごとの最後に「もう一度見たい聞きたい合唱団」を選ぶフェスティバル賞の発表があります。
「3番・・・」
ふ~ん、どこだろうね、良かったね。。
「3番、混声合唱団若草」
はい?え?え?
もしかして、我々?え?え?マジ?
賞状を頂きに再びステージに上がるときは、
大学生のお兄さんに「サポートお願いします♥」と手を取って頂きました(^^♪
(これくらいの役得、許されるよね・・・)
この3年、なんだかんだありましたけれども、一切が帳消しになったような、
いや帳消しではなく、あの日々があったからこその、この嬉しい結果かと思います。
若い合唱団の皆さん、たくさん「励みになりました」とか「見習いたいです」と
コメントを書いて下さいましたが、こんなおじさんおばさんになっても、歌って輝くことができますよ。
ぜひぜひず~と合唱を、人生の友達として末永く付き合ってくださいな。
そして、再び音楽の止まることがありませんように・・・
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