以前、新聞のコラム欄で「歌は虹」というタイトルを見つけました。
確か、さだまさしの「虹~singer」に因んだ話だったと思います。
詳しい内容は忘れてしまったけれども、タイトルに心ひかれ、
ずっと胸の奥に残っていました。
雨上がりに、気づいてみたら現れる虹。
夢や希望の証だったり、
もう会えない人との思い出を辿るよすがだったり・・・
そして
想いに耽っているうちに、いつの間にか消えている虹。
歌もこんな虹に似て・・・
歌い手にとっても、聞き手にとっても
夢や希望を与えてくれたり、思い出に引き戻してくれたり、
そしていつの間にか、声を発した瞬間に消えてしまっている歌・・・
まして合唱は何人もの人々が紡ぎだすもの。
7色の虹のように、歌い手たちの背負うそれぞれの人生が様々な色を放ち、
輝きを増すものでもあります。
ただ、できれば刹那のうちに消えたくはないと思うんです。
音は消え去っても、人々の心の中にいつまでも残っている、美しい虹がそうであるように、
そんな演奏ができたら、と思うんです。
9月にはミニコンサートを開催します。コロナが始まって以来久々の演奏会。
衣装も新たに、一歩前に踏み出します。
虹のように夢と希望に溢れ、そして心にいつまでも残る演奏会にしたいと思っています。
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