連日、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻の様子が映し出され、
幼い子供たちまで犠牲になっているニュースに、心落ち着かない日々です。
この画面を見るたび、かつて200万を超えるバルト民族の人々が
武器を持たずに平和の祈りをささげ、
人間の鎖を繫いで歌いながら国境を越え、
独立を勝ち取った歴史を思い出します。
「歌の力」を我々も信じています。
確かにあの震災の時も、このコロナ禍の辛い時も落ち込んだ時も、
歌に励まされてきました。
でもこの時のバルトの人々にとって、
歌とは、単に力になって寄り添ってくれるものだけではなく、
正に命そのものだったのだろうと思います。
歌の力を信じ、互いの手の強い絆だけを信じ、
丸腰で、そして捨て身の覚悟で、
この強大な国に立ち向かっていったバルトの人々の強さを
改めて思い浮かべています。
多くの国の国旗に使われている赤の色は、
国を作る為に流されたたくさんの血の色を表している、
と聞いたことがあります。
もう、無駄な血を流すことのない世の中が来ますよう、
祈るばかりです。。
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