あの東日本大震災から間もなく10年。
もちろん、あの時の記憶は鮮明で、忘れることはありません。
いつも心のどこかに、澱のようにとどまっている感があったのに・・・
いつの間にか、昨年からの新型コロナにとって代わり、
すっかり関心と心配がそちらに向いていた矢先の
今回の「揺れ」でした。。
救急車両のサイレンが一晩中鳴り響き、
一気に10年前にタイムスリップしたかのようで。
揺れが収まると同時に、若草の連絡用ラインが次々と入りました。
互いの安否を気遣ったり、無事を知らせるものだったり、
ガスが止まったけれどどうしたらいい?
とか、一人だったから不安だったとか・・・
10年前はこのような機能が無かったので、電話が通じないこともあり、
気にはなりつつも、しばらくはすっかり若草から離れてしまっていたのでした。
こういう時、こんな文明の利器は何とも有難いものです。
一瞬にして仲間と繋がることができ、みんなの温かさに触れることができるんですから。
この1週間、この規模の余震がまた来る可能性もあるとか。
さらに大きな地震の確率も、30年以内に90%とも言われています。
私はその頃にはもういないかもしれませんけど。
サーファーが上手く波を乗り越えるように、
一つひとつの波を乗り越えつつ、
今あること、みんなと一緒に過ごせること、そして歌えること、
今まで当たり前だと思っていた、こういったこと全てに感謝して、
今夜も練習に行くことといたしましょう。
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